医療系専門学校の入試方式とは?入試方式や合格までの流れを解説

医療系専門学校 4つの入試方式

医療系専門学校を受験するにあたり、どんな内容の試験が行われるのか、もっと詳しく知りたいと思う方も多いでしょう。専門学校の受験ポイントは学科試験だけではありません。

ベストな入試方法を選択するためにも、選考方法や受験の流れなどをきちんと把握しておくことが大切です。

これから医療系専門学校を目指す方のために、今回は医療系専門学校の入試方式について紹介します。

医療系専門学校の入試方式は4種類

マークシート形式のテストを受ける

医療系専門学校の入試方式は学校ごとに違いがあるものの、一般的に次の4種類があります。

  • 一般入試
  • AO入試
  • 推薦入試
  • 社会人入試

1校のみに絞って受験する専願にするのか、複数の学校を併願するのかなどにより、入試方式の選び方が変わってきます。

医療系専門学校入試情報が満載ここではそれぞれの入試方式について、試験の時期、選考方法、どんな人に向いているのかなどについて詳しく解説しますので、それぞれの特徴を比較しながら入試方式について確認しておきましょう。

一般入試

  • 時期:11月1日より
  • 選考方法:書類審査、学科試験、面接、作文・小論文など
  • 向いている人:推薦入試の基準に満たなかった方、進路決定が遅れてしまった方など

4種類の中で出願時期が最も遅い入試方式です。学校によっては3月末まで募集を行う場合もあるため、他の入試方式で不合格になってしまった方や、進学先の決定が遅れてしまった方でも受験できる場合があります。

また、遅刻欠席など高校生活のあり方は合否にあまり問われない分、選考方法が他の入試方式よりも煩雑になりがちです。

AO入試

  • 時期:6~8月
  • 選考方法:書類審査、課題提出など
  • 向いている人:オープンキャンパスや体験入学などに参加し、この学校で学びたいという熱意のある方

本出願の前に「エントリー」という仮申込があり、手続きが2段階になっているのが特徴。早い学校だと6月からエントリーが始まり、8月に本出願をして合否が判定されます。

エントリーや本出願には、オープンキャンパスへの参加を必須条件としている学校もあるなど、この学校で学びたいという意欲や目的意識が重視される場合が多いです。

推薦入試

  • 時期:10月1日より
  • 選考方法:書類選考、面接、小論文など
  • 向いている人:学校が定める評定平均をクリアしており、かつ遅刻欠席が少ない方など

推薦入試は、学業や出席状況、部活動やボランティアなど学外活動への取り組みが評価され、学校が推薦する方のみが対象となります。書類選考や面接、小論文など学科試験免除となる場合が多いです。

専門学校側が定めた指定校の生徒のみが出願できる指定校推薦という推薦入試もあります。こちらは一般的に不合格になりにくいのが特徴です。

社会人入試

  • 時期:10月1日より
  • 選考方法:書類選考、面接、小論文など
  • 向いている人:仕事や生活と学業を両立させたい方

社会人のために設けられた枠になるため、年齢や高卒または高卒同等の資格、一定期間の就労経験があるなど、学校によって受験資格が異なります。特に就労経験については、年数や職種などの規定が設けられている場合があるため、オープンキャンパスなどで確認しておくと良いでしょう。

選考方法としては学科試験が免除される場合もあり、書類選考に加えて面接や小論文のみの場合も多くなっています。

 

医療系専門学校の一般入試の出願から合格までの流れ

長い道のスタート地点

<入試の流れ>

  1. 募集要項などと同封されている払込書にて、入学考査料を支払う。
  2. 出願期間内に必要書類を郵送する。後日受験票が郵送される。
  3. 試験の実施(書類選考、面接、小論文、学科試験など)
  4. 入試日から2週間以内に合否結果がでる。
  5. 合格した場合、指定日までに入学手続きをすませる。

募集要項に、入試日や試験内容などの詳細が記載されているので、オープンキャンパスや資料請求などで入手し、しっかりと確認しておきましょう。

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受験する医療系専門学校の偏差値や倍率は必ずチェック

辞書と勉強ノート

医療系の専門学校は、その他の分野の専門学校と比較しても偏差値や倍率が高い学校が多いため、合格するためにはしっかりとした試験対策が必要になります。

医療系専門学校の入試では、どの方式でも書類選考と面接が行われるのが一般的です。それ以外の選考方法は、学校により学科試験や小論文など違いがますので、効率よく試験対策をするためにも、まずは事前に受験する学校を決めてから試験勉強を始めるようにしましょう。

志望校にあった試験対策を早めに始めよう

同じ医療系専門学校でも、受験する学科によって入試方式や選考方法が異なります。オープンキャンパスや体験入学でさまざまな学校を見学するだけでなく、志望校を絞り込んだ後にも可能な限り見学をしておくことが大切です。

自分に合った入試方法を選択するためにも、自分だけで考えるのではなく高校の先生など周りに相談しましょう。志望校にあった試験対策をできるだけ早めに始めるのが合格への第一歩となりますので、今回の内容をぜひ受験対策に役立ててください。

医療系の仕事に関して知りたい方は、当ブログの「医療関係の仕事を知りたい!主な職種と仕事内容まとめ」という記事に詳しく載っていますので、そちらも参照してください。