看護大学の志望理由書の作成で差がつく5つのポイント<入試対策>

5つのポイントで 志望理由から差を付けよう

↓ 本記事の内容をざっくり4分で解説しています ↓

看護大学の志望理由書は、入学後の目標が「看護師」と決まっています。そのため、他の学部では自己PRのために活用できるものの、看護大学だと似たような内容になりやすいため、違いをもたせて書くことが大切です。

今回は看護大学・看護学部の受験生に向けて、他の受験生と差がつく志望理由書を書く5つのポイントをご紹介します。看護大学・看護学部の受験生はぜひ読んでみてください。

看護大学の志望理由書は受験生の間で似通いやすい

一列で進む学生

看護大学・看護学部を志望する方は、看護師になることを目標に入学します。推薦入試に必要な志望理由書に書く内容は、大学を志望するきっかけ・志望理由・将来像です。学びたいことや取得したい資格などが他の学部と違って幅広くないため、似たような内容になってしまいます。

ただし、看護大学でも4年制大学なら、看護師以外に保健師や助産師など看護師とは違う目標を立てることが可能です。「具体的な目標は、まだ立てられない」という方は、これからご紹介する5つのポイントをふまえて、他の受験生と差をつける志望理由書の作成に挑戦してみましょう。

他の受験生と差をつける5つのポイント

看護大学・看護学部の志望理由書の作成にあたり、他の受験生と差をつけるには以下の5つのポイントを意識して書くことが大切です。1つずつご紹介します。

あなたがあなた自身であること、それがオリジナリティの源泉です!

ポイント1.大学の求める看護師像に合わせて書く

志望理由書は、看護大学の「アドミッションポリシー」に沿って書くことがポイントです。志望理由書を見て、理想とする人物像がイメージできる人を欲しいと思うのは当然です。

アドミッションポリシーには、入学者受け入れ方針として、大学が求めている人物像が書かれています。大学の特色や教育理念も理解できるため、自身の性格や考え方などと合っているか再確認もできることから、しっかりと確認しておくことが大切です。

基礎学力を身につけていることや周囲と協力して物事を進めることができるなど、学生生活を送る上でごく当たり前のことが書かれているケースもあるため、大学の教育目標やカリキュラムポリシー(教育課程の編成)、ディプロマポリシー(学位授与に関する方針)も参考にするとよいでしょう。

ポイント2.看護師としてどうありたいか

看護師資格を取得したあと、こんなふうに活躍していきたいなど、大学側が求める人物像にプラスアルファのビジョンや目標を伝えるのがポイントです。看護師としてやりたいことをつけ足して、他の受験生と差をつけましょう。差がつけやすい内容は以下のとおりです。

  • 高齢化社会などの社会問題
  • 看護師としての働き方
  • 医療・看護現場の問題や課題
  • 看護観

働き方について書くときは、仕事をおろそかにしないことを主軸に書きましょう。看護観は「患者にどのような看護を行うか」ということ。個人差があるため、志望理由書に取り入れることで差をつけることができます。

また、大学側にとっても具体的な看護観をもっている受験者は好印象です。看護観は面接時にも聞かれます。看護師として働く際や転職時にも必ず聞かれるものなので、自分なりの看護観をもっておきましょう。

ポイント3.これまでの経験から得たことを書く

社会人から看護師を目指す場合、学生時代の経験よりも社会人として培ってきた経験を書くことで他の受験生と差をつけることができます。社会人から看護師を目指す人は少なくないため、同じ職種から看護師を目指す方がいるかもしれません。

しかし、あなた自身が経験したことを自身の言葉で表現することで、オリジナリティのある志望理由書を書くことができます。

ただし、オリジナリティを求めるあまりに特殊な経験を書く必要はありません。大切なのは、その経験を生かして大学で何を学び将来どう生かしていきたいのかということ。経験から得たことは、あくまでこれからを説明するための根拠となることを覚えておきましょう。

経験で得たことは、これからを説明するための根拠

ポイント4.志望動機を深堀りしてみよう

看護大学の志望理由書で他の受験生と差をつけるには、志望動機をより深堀りして書くことがポイントです。

看護大学の志望動機でありがちなのは「看護師にお世話になり~」という、過去に看護師や医療関係者にお世話になった話です。テンプレートのような文からスタートする志望理由書は、大学側も見飽きてしまっているでしょう。

お世話になった看護師のどこに惹かれたのか、どうしてその看護師を見て看護師を目指すことにしたのか、深く堀り下げていくことで光る志望理由書を書くことができます。

ポイント5.この学校で学びたい情熱をしっかり書く

なぜこの看護大学を志望しているのか、その学校にしかないカリキュラムで学びたいことなど理由をはっきりと書くことがポイントです。看護師を目指すにあたり、なぜうちの大学を志望しているのか具体的な理由がわからないと「結局どこの大学でもいいのでは?」と思われてしまいます。

大学の教育方針などをリサーチした上で書くことで、学ぶ意欲を伝えることができます。自身の考えも交えながら「だからこの学校でこの知識を身につけたい」という熱い想いを書きましょう。

何故惹かれたんだろう?なぜそう感じた?

看護・医療受験サクセス

<看護大学 合格体験談>

大阪府 S・Eさん
勉強は苦手でも、要点解説講座の頻出問題と解法のおかげで合格!

今後のお給料を考え看護大学受験を決めました。

でも、私は勉強が苦手で、特に数学の攻略が課題でしたが、看護医療サクセスさんが解決してくれました。まず、看護学校要点解説講座の音声解説がとても分かりやすかったです。数学は30の解法を覚えたら、学校別問題集も80点くらいとれるようになって驚きでした。苦手が得意になった気分でした。

あわせて願書最強ワークもやったのですが、志望動機を作りやすくなって、面接でも堂々と答えることができました。大学受験をともに乗り越えてくれた教材にとても感謝しています。

 

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新型コロナウイルス関連の理由付けも有効

マスクでばつ印

看護大学の志望理由書に新型コロナウイルス関連に関することを含めることで、看護師を目指す情熱が伝わりやすくなります。世界規模で流行した新型コロナウイルスは、国内の医療機関でも大きな影響を受け、治療に携わった病院などによっては多数の離職者が発生しました。

看護師になれば感染リスクも高まります。看護大学はこれからの医療業界を支える看護師を育てるため、どんな困難にも耐えられる人間であるかも重視されているでしょう。

新型コロナウイルス関連の話題を志望理由書に盛り込む場合、科学はもちろん、社会情勢など幅広い知識が必要です。志望理由書に書いた内容は面接でも聞かれるため、しっかりと知識を身につけておきましょう。

志望理由を整理して、説得力のある説明にしよう

看護大学の受験者は看護師を目標とする方がほとんどなので、志望理由書の内容は似たものになりがちです。

最近では新型コロナウイルス感染症が原因で、国内では医療崩壊の危機に陥りました。過酷な現場で働くことを選んだ強い意志を、志望理由書で伝えられるとよいですね。

どうしても看護師になりたい!他の受験生の中で埋もれたくないという方は、この記事で紹介した5つのポイントを参考にしてください。他の受験生と差をつけるには、入念な自己分析と受験する大学についてしっかりとリサーチをすることが大切です。事前に志望動機を整理して、説得力のある志望理由書を作成しましょう。

面接試験に関して気になる方は、当ブログの「看護大学や看護学校の面接に受かる人・落ちる人の違いやポイントを解説」という記事に詳しく載っていますので、そちらも参照してください。


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