理学療法士専門学校の面接対策!よく聞かれる質問は?

理学療法士専門学校 面接の頻出質問と仕事内容

↓ 本記事の内容をざっくり4分で解説しています ↓

リハビリ職の理学療法士になるために、専門学校や大学など養成校の入学試験に合格する必要があります。入学試験に向けて、すでに面接対策を始めていますか?作業療法士との違いを、理解していますか?

今回は、「理学療法士を目指して試験勉強を進めているけれど、面接対策はまだ」という方に向けて、理学療法士養成校の面接試験でよく聞かれる質問、理学療法士の仕事についてもご紹介します。

理学療法士系の専門学校の面接でよく聞かれる質問集

誰もいない面談室

面接官は、面接試験に向けて入念な準備をしている方としていない方の違いをすぐに見抜きます。

面接官から聞かれる質問のカテゴリーは、主に次の3つです。

  • 志望動機
  • 知識
  • 自己PR

理学療法士の適性もよく考えて、志望動機や自己PRを準備しましょう。また理学療法士は専門性の高い国家資格なので、仕事内容などの知識を事前に得ておくことが大切です。

理学療法士の仕事内容と適性を把握していれば、想定外の質問でもきちんと対応できるでしょう。

志望動機関連の質問

理学療法士を目指したきっかけや、専門性を学ぶためになぜ当該養成校を選んだのか説明できるように準備します。

よく聞かれる志望動機関連の質問は、次のとおりです。

  • なぜ理学療法士を選んだのですか?
  • どのような理学療法士になりたいですか?
  • 理学療法士としてどのような分野で活躍していきたいですか?
  • なぜここの専門学校に入学したいと思いましたか?

医療機関のリハビリテーション科で機能回復訓練を手伝うのは、理学療法士だけではありません。回復訓練というキーワードで似ている作業療法士とは、仕事内容に明確な違いがあります。

作業療法士との違いも質問されることを想定しつつ、なぜ理学療法士を選んだのか回答できることが大切です。

なおスポーツに関係した現場で活躍したいのであれば、理学療法士でしょう。回復訓練を精神科領域も含めて考えるなら、作業療法士が向いているかもしれません。

理学療法士の資格を取得したい方は、次の養成校で3年以上学びます。

養成校の種類年数
大学4年制
短期大学3年生
専門学校3年制、4年制

そこで、なぜ大学なのか、あるいは専門学校を選んだのか、当該養成校の地域での評判や特色などもふまえて回答を準備します。

自分が将来働きたい職場のイメージに合ったカリキュラムや実習先を見つけたから、などが回答例です。

知識関連の質問

事前に理学療法士の仕事内容について調べて、知識を得ておくようにしましょう。何の知識も持たないで面接にのぞんだ結果、免許取得までやり抜けないと見なされると残念ですよね。

よく聞かれる知識関連の質問は、次のとおりです。

  • 医療機関以外で、理学療法士が働く場所を知っていますか?
  • 理学療法士に必要な資質とは何ですか?
  • 理学療法士という仕事は、主にどのようなことをしますか?
  • ​​どのような手段で理学療法士について調べたり、事前学習したりしていましたか?

理学療法士が活躍できる場は、どんどん増えています。例えば、将来的には次のような現場で働くことをイメージして回答を準備しましょう。

活躍できる場具体的な施設
医療機関総合病院、一般病院、大学病院、診療所、訪問看護ステーション
高齢者福祉施設老人保健施設、特別養護老人ホーム、デイケアサービスセンター
児童福祉・障害者福祉施設肢体不自由児・重症心身障害児施設、支援学校、通所施設
福祉行政機関保健所や保健センター
スポーツトレーナースポーツ関連施設、プロチーム契約、企業チーム提携
一般企業義肢装具、機器開発

自己PR関連の質問

面接で定番の質問は、自己PRにまつわるものですね。よく聞かれますので、しっかり準備しておきましょう。

自己PR関連の質問は次のとおりです。

  • どのような方なのか、自己PRしてください(1分程度で)。
  • コミュニケーションは得意ですか?
  • 家族とはよく会話していますか?
  • 今回の筆記試験の出来はどうでしたか?
  • 何か健康面で気を付けていることはありますか?
  • 最近の医療のニュースで気になったことがあれば、教えてください。

理学療法士は、コミュニケーション能力が問われる現場で働くので、家族とも進路について相談できている状況が望ましいといえます。理学療法士を進路として選んだことを家族が喜んでいる状況であれば、なお心象が良くなるでしょう。

実際に筆記試験の出来・不出来は気にせず、持てる力をすべて出し切ったと素直に伝えてください。

健康面で気をつけている点や、最近の気になる医療ニュースは、議論になるような話題は避けるようにします。あくまでも自己PRの一環で聞かれている質問なので、専門的かつ複雑にならない回答を準備しましょう。

看護・医療受験サクセス

<理学療法士専門学校受験 合格体験談>

千葉県 R・Aさん
面接の不安を見事に解決!合格しました。

面接で大事なのが、志望動機・自己PRです。しかし私は、自分をPRできるものが思いつかず、とても困っていました。回答例を使うかとすら思って検索していたところ、「準備不足の面接は見抜かれる」というブログを読んで手厳しさを感じていたところに、看護医療サクセスのテキストを知りました。これは私の不安を見事に解決してくれる教材でした。ワーク形式なのですが、気軽にできる自己分析で自分の長所短所が分かり、志望動機への活かし方、文章作成まで、ワークに沿ってやれば自然に志望動機、自己PRが作成できる内容でした。誰かの回答例では面接で不自然になってしまいますが、自分の中から出てきた言葉で回答できたので、スムーズに話せたと思います。

理学療法士と作業療法士の違い

積み重ねた本

理学療法士と作業療法士とでは、リハビリを行う範囲に違いがあります。面接試験でも聞かれる可能性が高いので、リハビリテーションの専門職である理学療法士と作業療法士の違いを把握しておきましょう。

理学療法士とは

理学療法士は、立ち上がる、起き上がる、歩く、寝返るなど、日常生活を送るうえでの基本的動作能力の再獲得を支援する仕事です。例えば、平行棒を使った歩行訓練などが挙げられます。

リハビリの対象はもともと不自由のある方を含む、子どもから高齢者までです。リハビリを根気よく繰り返すことで、患者さんが自立した日常生活を送れるよう支援するのです。

肢体不自由児の療育に関心のある方は、小児リハビリテーション分野を調べてみると良いでしょう。

日本では超高齢化社会を迎えており、理学療法士の仕事範囲は「健康維持」「悪化予防」へと広がりをみせており、今後もニーズの高い仕事です。

さらにスポーツ医学の分野でスポーツトレーナーとして活躍するチャンスもあります。スポーツ選手の身体動作改善にも、理学療法士としての知識やスキルを役立てられるかもしれません。

なお英語では「Physical Therapist」ということから、「PT」と略されます。

作業療法士とは

作業療法士は、食事をする、顔を洗う、料理をする、字を書くなど日常生活をよりスムーズに送る動作の再獲得を支援する仕事です。さらに「心の障がい」にも取り組む点が、理学療法士との大きな違いといえるでしょう。

活躍の場は医療・介護・福祉の領域だけでなく、保健・教育・労働・司法までわたるのが特徴です。

活躍できる場具体的な施設
医療総合病院、リハビリテーション病院、精神科病院、クリニック
介護介護老人保健施設、デイケア、デイサービス、訪問リハビリステーション、訪問看護ステーション
福祉児童発達支援センター、放課後等デイサービス、就労移行支援事業所、生活介護事業所
保健保健所、地域包括支援センター、精神保健支援センター、地方自治体
教育特別支援学校、教育委員会
労働障害者就業・生活支援センター、障害者職業センター、ハローワーク
司法刑務所、医療刑務所、保護観察所

作業療法士が関わるリハビリテーションは、次のように分けられます。

  • 手指の細かい動作など「作業」そのものの練習の支援
  • 作業を通じた心身の機能回復や維持の支援

作業療法士が作成するリハビリテーションのプランは、「生活活動」「創作・表現活動」「感覚・運動活動」「仕事・学習活動」など多岐に渡ります。その人らしい生活の獲得に向けて支援するのが作業療法士の仕事です。

なお英語では「Occupational therapist」ということから、「OT」と略されます。

理学療法士の仕事内容は?

ここでは、理学療法士の仕事内容についてご紹介します。面接では理学療法士の仕事について聞かれることがあるので、事前に理解を深めておきましょう。

日常生活活動訓練

日常生活活動訓練では、人による介助やさまざまな介助器具を使って立位・歩行訓練を行います。

ベッドから起き上がる、立つ、歩く動作は、日常生活を送る上でとても重要です。家庭や社会への復帰を目指して、患者さんができることを増やせるようサポートします。

 運動療法

早い段階から筋肉や関節を動かす運動療法を取り入れ、リハビリを行うのが、最近の傾向です。

ベッドに寝た状態で関節の曲げ伸ばしなどの療法を始め、身体を起こせるようになると筋力回復に向けた筋力トレーニング・ストレッチなどの運動プログラムを提供します。

物理療法

温熱・牽引・マッサージなどの治療を経験した方もいるかもしれません。痛み、しびれやむくみを軽減するために、物理的な刺激を与える療法が物理療法です。

物理療法では、熱・水・光・電気などといった物理的エネルギーを利用するほか、患者さんの身体へ直接マッサージする徒手療法を行います。

物理的な刺激の例は、次のような手法のことです。

  • 温熱
  • 水(ハバートタンク浴など)
  • 光線(レーザーなど)
  • 電気(低周波、干渉波、超音波など)
  • マッサージ(ウォーターベッドなど)

子どもの運動発達を支援

子どもの運動発達がゆっくりなのでは?よく転ぶ、あるいは不自然な歩き方をしており、運動が苦手なのでは?と心配している方は、健診などで理学療法を紹介されることがあります。

先天的・後天的な運動機能の障がいを持つ子どもの発達支援も、理学療法士の仕事です。

時には家族へ、子どもへの接し方を指導したり、園や学校とも連携して地域全体で支援したり方策を練ることもあります。

住環境整備のアドバイス

患者さんが自宅で暮らしていくためには、転倒防止の対策として手すりを設置するなどの対策が必要です。そこで運動・動作の専門性を生かした、次のような相談業務も行います。

  • 福祉用具の適用相談
  • 住宅改修相談

そのほかの予防対策やアドバイス

運動機能の知見を活かした、次のような予防対策やアドバイスも行います。

  • 高齢者の運動機能低下の予防
  • メタボリックシンドローム予防
  • スポーツ分野でのパフォーマンス向上に向けたアドバイス

医療関係の仕事に関して知りたい方は、当ブログの「医療関係の仕事を知りたい!主な職種と仕事内容まとめ」という記事に詳しく載っていますので、そちらも参照してください。

落ち着いて回答すれば合格も難しくない

理学療法士になるためには、専門知識を学ぶために養成校へ入校する必要があります。入学試験の面接試験は、誰もが緊張しがちです。事前対策をして、落ち着いて回答すれば合格は難しくありません。

今回は面接で聞かれる質問を想定して、理学療法士の仕事内容や活躍できる場、作業療法士との違いを詳しく解説しました。合格を目指して、理学療法士についての知識を深めるようにしましょう。