看護学校を受験する皆さん、オープンキャンパスにはもう参加しましたか?看護学校のオープンキャンパスは他の学校と違って、合否に関係していると言われていたり、参加することで自分の受験の合格率アップにもつながりますので、時間を作って積極的に参加しましょう。せっかく参加するなら、「行ってよかった!」と思えるような有意義な時間にしたいものです。
看護学校のオープンキャンパスならではの気をつけたいこと、準備しておきたいことなどがありますので、その攻略法、注意点を具体的に見ていきましょう。
オープンキャンパスに参加するメリットは?
そもそも、オープンキャンパスはどんな企画があるのでしょうか。オープンキャンパスは絶対に参加しなくてはいけないのでしょうか。
オープンキャンパスでは、入試説明会、個別相談、実習体験など盛りだくさんなプログラムが用意されており、看護学校によってそれぞれ工夫を凝らしています。ホームページやパンフレットだけではわからない看護学校の素顔を見ることができる絶好のチャンスです。具体的に、参加することのメリットを見ていきましょう。
学生から直接話を聞ける
在校生がキャンパスツアーのガイド役をしたり、個別相談で在校生と話ができることもあります。実際に看護学校で学んでいる在校生からは、インターネットで検索してもわからない声を聴くことができます。授業のこと、実習のこと、サークルのことなど気になることは積極的に在校生に聞いてみましょう。
入試に向けてどんな受験勉強をするのがいいかなど、アドバイスをしてくれる場合があります。「この看護学校に行きたい!」という強い思いがわいてくれば、受験勉強のモチベーションにもつながります。
最新情報をつかめる
オープンキャンパスでは、授業やカリキュラムの詳細など、学校の詳しい情報を聞くことができます。パンフレットに掲載されていない情報や、入試の最新情報なども聞けることもあります。勉強するだけでは得られない情報を入手して帰りましょう。
また、看護学校のオープンキャンパスでは、さまざまなものが配布されています。無料で過去の問題などを配布しているところもあります。過去問を学校でしか販売していない場合もありますので、見つけたら購入しておく方がいいでしょう。
合格に一歩近づく
看護受験は、5つの方式があります。総合型選抜入試、指定校推薦入試、社会人入試、公募入試、一般入試です。総合型選抜入試、指定校推薦入試については、オープンキャンパス参加を出願条件としている看護学校もあります。受験する看護学校がオープンキャンパス参加必須かどうか、きちんと調べておきましょう。
その他の入試では、オープンキャンパスに参加したら必ず合格するというわけではありませんが、看護学校の入試には「面接」があります。そして、この面接では、「オープンキャンパスに参加したかどうか」を聞かれることがあります。そのほか、志望理由や学校の印象など、学校のことについて必ず聞かれます。オープンキャンパスに参加して学んだことや感じたことを具体的に話せば、あなたの熱意が伝わるでしょう。もちろん、志望動機書を書くうえでも、より具体的なことが書けます。
「オープンキャンパスに参加しそびれた…」そんな方も、諦めなくて大丈夫です。個人的に学校見学をさせてもらったり、資料をもらいに行くなど足を運べば、受験する看護学校に興味があることをアピールすることができます。
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実際に面接でよく聞かれる質問を紹介しています。高校生に限らず、大学を目指す方・社会人から目指す方にも役立つポイントが詰まっています。
見るべき4つのポイント
オープンキャンパスにはメリットがたくさんあることがわかりました。ぜひ参加したいという気持ちが強くなってきたのではないでしょうか。でも、なんとなく参加して「勉強になった」「楽しかった」と思っても、看護学校の印象があまり残っていない…なんてことになればもったいないですよね。
参加する前には、ホームページやパンフレットで、受験校のことを一通り調べておきましょう。そのうえで、もっと詳しく知りたいこと、自分にとって学校選びに大切なポイントをしっかり押さえて、当日確認しましょう。オープンキャンパスで何を見ればいいのか迷っている方は、看護・医療受験サクセスがおすすめする次の4つのポイントを参考にしてみてください。できれば、ご自身のポイントをリストアップしてメモしておき、オープンキャンパス当日にはメモをとることをおススメします。
学校の雰囲気
学校や学部の特徴を確認すると同時に、現地に行かないとわからない学校の雰囲気、在学生の学校生活、学校の魅力を体感しましょう。厳格な雰囲気か、のびのびとした雰囲気か、自分が心地よく勉強に取り組める雰囲気なのかどうか、自分自身が感じる印象を大事にしましょう。複数の看護学校のオープンキャンパスに行く場合は、ほかの学校と比べてどんなイメージなのかを記録しておけば、あとで思い出すことができるでしょう。
模擬授業・模擬体験
看護学校のオープンキャンパスでは模擬授業や医療体験をすることがあります。授業の雰囲気を体験して、自分に合っているかどうか確認しましょう。
模擬体験授業では、基礎看護学、老年看護学、在宅看護論、妊婦体験などの体験をすることもできます。看護学校に通う前に経験できるのは大きな強みとなります。看護学校によって内容が違っていますので事前に確認をしてください。
就職状況
看護学校を目指す皆さんは、将来就きたい職業を考えていることでしょう。資格取得へのサポート体制などを確認しておきましょう。また、自分の目指す職業にどれだけの卒業生が就職しているのかは、しっかり確認しておきましょう。就職率だけでなく、就職数や実際の就職先を確認しておくことも大切です。
施設・周辺情報
看護学校に入れば、実習を積んで技術を高めることが必要になります。そのためにも、学校の実習設備が充実しているかどうかを確認したいものです。また、オープンキャンパスでは、部外者が入れない施設を公開する場合もあります。図書館や食堂なども入ることができればぜひ見学してみましょう。
オープンキャンパスに行くときには、キャンパスの中だけでなく、周辺のコンビニやカフェなども確認しておくといいですね。
学校によっては奨学金制度があるところもあります。金銭面の相談ができるコーナーがありますので確認しておきましょう。寮生活や一人暮らしをする場合は、その情報も収集しておけば安心できます。
ここに注意!事前に準備すべきこと
オープンキャンパスでのチェックポイントをリストアップしたら、いよいよ当日を待つのみです。でも、ちょっと待ってください!その前に何ごとも事前準備が大事です。看護学校のオープンキャンパスに参加するには、しっかり準備しないと残念なことになってしまいます。注意点を一つずつ見ていきましょう。
日時確認・予約
第一志望の看護学校だけでなく、少しでも気になる看護学校のオープンキャンパスにはできるだけ参加してみましょう。
オープンキャンパスの日程を確認してスケジュールを決めますが、参加する日のオープンキャンパスの内容を確認しておくことが大事です。予約をしなければ模擬体験などに参加できない場合も多いので気を付けてください。2~3か月前に予約が始まる場合もあるので、早目にチェックをしておきましょう。
場所・交通手段
オープンキャンパスに参加する看護学校が決まれば、場所や交通手段、所要時間などを確認しておきましょう。電車が遅延したり最寄駅から迷ったりするハプニングも計算に入れて、時間に余裕を持って計画をたてましょう。
持っていくもの
オープンキャンパスでは、学校の前や学校の中でたくさんの資料を配布しています。資料を持ち帰るために、A4サイズの書類が入る大きさのバッグ、またはリュックをさげていくのがいいでしょう。
また、質問したことを書き留めておくために、メモ帳と筆記用具は必須です。複数のオープンキャンパスに行く方の多くは、他の看護学校との違いを比べることを目的としています。ですが人の記憶はあいまいで、思い出せないこともあるので、スマホやデジカメで撮影しておくと良いでしょう。撮影許可が必要なところもありますので、看護学校のスタッフに確認してから撮影しましょう。
服装・身だしなみ・言葉遣い
オープンキャンパスでは、参加者の服装は私服、制服さまざまです。ただ、できるだけ控えめな服装で行くのが望ましいです。先生や職員、学生に、服装や身だしなみを見られています。短すぎるスカートや派手な服装は控えましょう。髪の色やネイルなども、控えめにしましょう。
先生や職員、学生と話をするときには、しっかり耳を傾けて話を聴き、自分が話すときは、はきはきと話し、感じの良い印象を持ってもらえるよう心がけましょう。
志望する看護学校は必ずチェックしよう
いかがでしたか。看護学校では、将来の仕事につながる勉強をするので、学校選びが自分の今後の人生を決める大切な選択となります。ぜひ、受験を志望する看護学校のオープンキャンパスには足を運んで、自分の目で見て肌で感じて、大事なポイントを必ずチェックして、納得のいく学校選びをしてくださいね。
オープンキャンパスに参加するためには、準備が必要だということがわかりました。しっかり準備をして参加すれば、自分に合う看護学校かどうかを見極めるまたとない機会になることでしょう。