看護学校の面接で高校生は何を聞かれる?質問例や失敗例と対策を解説

高校生の失敗あるある4点 看護面接質問の出題傾向は

↓ 本記事の内容をざっくり5分で解説しています ↓

看護学校の入試では、学科試験のほかに面接試験が行われます。「面接ではどのようなことを聞かれる?」「どんなことに気を付ければよい?」と疑問に思っている高校生の方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、高校生が看護学校の面接で聞かれることの多い質問の例や、面接でやりがちな失敗例と対策を紹介します。看護学校の面接試験の疑問解決と試験対策に、きっと役立つはずです。

高校生が看護学校の面接でよく聞かれる質問例

面接を受ける学生

看護学校の面接では、主に受験生の次のような点を確認しています。

  • 志望動機
  • 人間性
  • 学習意欲
  • 看護の仕事への理解

質問にはさまざまな内容・パターンがありますが、嘘やごまかしのない内容を、自分自身の言葉で、自身を持って答えることが大切です。

以下で、具体的な質問例と回答のポイントをみていきましょう。

志望動機

志望動機は、必ずと言ってよいほどよく聞かれる質問です。質問のパターンには、次のようなものがあります。

  • 看護師になりたいと思う理由
  • その看護学校を選んだ理由

自身がどのような理由からどのような思いを持って受験に臨んでいるのかを、はっきりと伝えることが重要です。看護師になりたいと考えるに至ったエピソードや、受験校の理念や特色など具体的な内容を盛り込んで、説得力をもたせましょう。

「自分の想いを叶えるために「看護師」という職業を目指さなくてはならない」「自分の想いを実現するためには「この学校」でなくてはならない」という点を、しっかりとアピールしてください。

人間性

面接では、「看護師に必要なコミュニケーション能力を持っているか」「自主性や積極性はあるか」「協調性に問題はないか」といった人間性もみられます。具体的には、次のような質問が考えられます。

  • 自己PR
  • 長所・短所
  • 学生時代の部活動について

力を入れて頑張ってきたことや誇れることを、具体的に述べましょう。ポジティブな面、ネガティブな面をバランスよく盛り込むと好印象です。ネガティブなエピソードには、克服するために努力したことを添えるとよいでしょう。

学習意欲

学習に取り組む意欲があり、目的意識を持って学生生活を送れるかどうかも、面接官が知りたい項目のひとつです。具体的には次のような質問パターンがあります。

  • 日頃の学習習慣について
  • 入学後の抱負

入学してからの授業についていけるだけの学習習慣が身に付いているかどうかは、大切なポイント。面接で聞かれても困らないよう、コツコツと勉強する習慣を作っておきましょう。

抱負を聞かれたら、資格取得を目指すことを大前提としつつ、そのうえで人間的な成長など学校生活を通して目標としたいことを伝えましょう。

・日頃の学習習慣について・入学後の抱負など

看護の仕事への理解

看護の仕事に対してどの程度の理解を持って受験しているのかも、よく聞かれる項目です。次のような質問をされることが多いため、対策しておきましょう。

  • 自分のどのようなところが看護師に向いていると思うか
  • 関心を持っているニュースや医療問題
  • 健康管理のためにやっていること

看護師に向いている点を聞かれたら、単に長所を述べるだけでなく、どのように看護の仕事で活かせると考えているかまで話しましょう。

時事に関する関心の有無からは、看護師という仕事への興味の強さが分かります。普段から関連するニュースや世間の動きに注意を払うようにしましょう。また、看護師は体力も必要な仕事であることから、日頃の健康管理について聞かれることがあります。意識して健康管理に取り組んでおくのがおすすめです。

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高校生が看護学校の面接試験でやりがちな4つの失敗と対策

的を外す男性

看護学校の面接試験で高校生がやってしまいがちな失敗は、次の4つです。

  1. マナー違反をする
  2. 清潔感のない身だしなみで臨む
  3. 一貫性のない受け答えになる
  4. 答えられずに黙り込んでしまう

それぞれの詳しい内容や対策をみていきましょう。

1.マナー違反をする

一般的なマナーを守れないと、マイナスの印象になってしまいます。少なくとも次のような基本的なマナーについては頭に入れておき、失敗しないように練習しましょう。

(1)入退室時

ノックを3回し、面接官の返事があってからドアを開けます。ドアを閉め「失礼します」とハキハキ挨拶しましょう。椅子の横に進んで受験番号、学校名、名前を名乗り「本日はよろしくお願いします」と言います。「座ってください」と言われてから着席しましょう。

面接終了を告げられたら「本日はありがとうございました」と言ってから立ち上がり、退出しましょう。

(2)姿勢

着席時は、背もたれに背をつけず、背筋を伸ばして座ってください。脚は揃え、手は重ねてそっと膝に置きましょう。

(3)受け答え

面接官が話しているときは、きちんと顔をみて、頷きながら聞きましょう。質問には「はい」と言ってから答えます。正しい敬語を使って話しましょう。

2.清潔感のない身だしなみで臨む

看護師には清潔感が求められます。もちろん看護学校の面接でも、清潔感に欠ける身だしなみはNGです。見た目の印象で評価を下げるのはもったいないので、身だしなみには十分注意しましょう。

制服は着崩さず、正しく着用しましょう。傷みや汚れのあるシャツやニット、ソックスは避け、きれいなもの、新しいものを身につけてください。制服の袖口や裾などに擦れやほつれがある場合は、自分で繕ったりリフォームに出したりして、修繕しておきましょう。

髪型は短めにカットするか、長い場合はすっきりと束ねるのがよいでしょう。

正しく着れば、制服もうれしい!

3.一貫性のない受け答えになる

突っ込んだ質問をされたときに、一貫性のない受け答えをしてしまうのは、よくある失敗のパターンです。とくに面接官にウケの良さそうなことを話そう、と考えてエピソードを作ったり、答えに困ってごまかしたりしてしまうと、質問への答えがブレてしまいがちです。一貫性のない回答には説得力がなく、相手の心には響きません。

看護学校の面接では、志望動機など受験生の想いや考え方を聞く質問が多くされます。一貫性があって説得力のある受け答えをするためには、自分自身の想いや、その想いを抱くようになるまでの経緯を明確にしておくことが大切です。面接に挑む前にしっかりと自己分析し、自分の想いやエピソードを、自身を持って話せるようにしておきましょう。

4.答えられずに黙り込んでしまう

高校生の場合、学校以外で他人と話す機会があまりない人も多く、緊張や戸惑いから面接で口ごもってしまったり、喋れなくなってしまうケースもあります。

もしも上手く話せなくなってしまっても、うつむいてしまってはいけません。うつむいて黙り込まれてしまうと、面接官も面接を続けられなくなります。上手に受け答えできなくても、面接官の顔を見て、素直に思ったことを答えるようにしましょう。

万が一質問を聞き取れなかったような場合も、丁寧に聞き返せば大丈夫です。黙り込むことだけは避けましょう。

面接では質問傾向と注意点を理解して落ち着いた回答を行おう

看護学校の面接試験では、一貫性のあるスムーズな受け答えができるようになるためにも、質問の傾向を把握し、自己分析をしたうえで臨むことが大切です。

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看護師や看護学校受験に関する事を知りたい方は、当ブログの「看護学校受験や看護師を目指す人が読むべき本は?看護学校受験にもなる」という記事に詳しく載っていますので、そちらも参照してください。


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