看護学校に合格するための勉強はいつ始める?勉強時間も合わせて解説

決めた時が始めどき。合格 する受験勉強の時間管理とは

看護師に絶対になりたい方には朗報で、看護専門学校を受験して看護師を目指す方は、2019年から若干ずつ減ってきています。看護大学が増えてきている分、大学に行く人が増えている状況ですが、看護師をまっすぐ目指すのであれば、専門学校で学ぶ方が最短です。

看護専門学校を受験するための対策はいつから始めればよいのでしょうか。試験内容は学校で習う範囲が主ですが、スケジュールを立てて自宅でも看護専門学校に受かるための対策をすることが大事です。とはいえ、どんな準備が必要かよくわからないという受験生も少なくありません。

そこで今回は、看護学校(看護専門学校)に合格するためにはいつから勉強を始めるべきか、どれくらいの時間が必要かを解説します。

まずは看護学校受験の時期を把握しよう

辞書とノート

看護学校を受験するとなると試験日を注目しがちですが、むしろ、出願期間の方が大事です。試験日はずっと先でも出願を締め切ってしまうと受験することができないからです。

また、学校によっては複数の受験区分や日程があっても、定員が埋まってしまうとそれ以降の入試を行わないケースがあります。

焦ってよく比較、検討をしないで決めるのは禁物ですが、早めにパンフレットの取り寄せや出願の準備をして、早めの日程で受験するようにしましょう。

志望校探しはいつ始めるべきか

できるだけ早く目標とする学校は見つけておいた方がいいでしょう。

なぜなら、特に看護専門学校のオープンキャンパスは早くに始まり、さらに予約制なので定員がオーバーすれば参加する機会を失ってしまうからです。

説明会やオープンキャンパスに参加すすれば、この学校はよさそうか、それとも受験はやめようという判断をしやすくなります。また、学校によっては入試問題の傾向を教えてくれるところもあるようです。ですから、いつから志望校を選ぶか迷っている方は、すぐにでも探し始めた方がいいでしょう。

オープンキャンパスは6月ごろから始まります。願書が取り寄せできるようになるタイミングの目安はオープンキャンパスの日程が決まった時です。

受験別の大まかな日程の目安

専門学校の入試は、一般的に「総合型選抜(旧AO入試)」「推薦入試」「社会人入試」「一般入試」の4種類あります。

まず総合型選抜は、私立大学と同じく早い時期に始まります。 6月~9月頃に出願受付、入学試験は7月~10月頃です。

推薦入試は高校の推薦状が必要となる入試方式で、10月ごろから専願の受け付け・選考が始まります。社会人が受けられる社会人入試は9月~10月のケースが多いようです。

一番、出願時期が遅いのが一般入試(東京都の場合は11月1日以降)です。3月末まで募集を行っている学校もあるので、総合型選抜や社会人入試で不合格になってしまった人や進学の決断が遅れた人もあきらめずに『出願締切日』で探してみましょう。

看護学校の受験勉強、いつ始めるか

看護学校受験に合格するために勉強を始めるべき時期は、かなり個人差が出ます。一般入試の学科試験は、基本的に高校までに学習した範囲内で出題されるため、高校1年生終了時までの学力があれば受験の数カ月前であっても間に合う可能性があります。一方で現段階の学力が中学生以下である場合は、すぐにでも始めた方がいいでしょう。

現段階の自分の学力を確かめるために、過去問を解いてみる、または全国統一看護模試を受験してみるとよいでしょう。

一般的には4月から

本格的に取り組み始めるのは3~5月が多いかと思います。この時期にやっておくことは、主に受験する学校を探すことです。自分が通える範囲にある学校をリストアップして、社会人入試や推薦入試、一般入試などの受験区分と、受験区分ごとの試験科目を調べましょう。この時期には、募集要項はまだ公開されていないところが多いので、前の年の実績をもとに調べておきます。

この時期の受験勉強はまだ基礎力養成期です。先ほども紹介したように、志望校の過去問を解いてみると自分の学力で合格をねらえるかが判断しやすいです。勉強からしばらく離れていた社会人の場合、最初は中学生の問題も解けない状態の方が多いので、できなくても心配しなくて大丈夫です。

不安な人や社会人の場合は早めの準備を

それでも心配な方や、社会人や主婦のように時間があまりない方は1年前の12月か1月くらいから徐々に勉強を開始しましょう。計画を立てて、秋の社会人入試を皮切りに一般入試も視野に入れて受験勉強を開始します。社会人入試で小論文試験がある場合、小論文の練習を始める必要があります。個人差はありますが、小論文が書けるようになるまでに半年程度はかかります。

ただ、勉強を初めて数カ月も経つと、受験勉強の疲労から壁にぶち当たってしまうこともあるでしょう。社会人の方であれば、この先、仕事と勉強を両立させていかなければなりません。どの時間帯なら勉強できるか、無理なく両立させることができる一日の過ごし方を身につけましょう。

看護・医療受験サクセス

<看護専門学校 合格体験談>

大阪府 J・Mさん
働きながらで時間なし。1問5分音声解説でスキマ時間に頻出問題をおさえて合格!

社会人で看護専門学校受験を挑戦し、合格しました。看護医療サクセスのおかげです。

働きながらでとにかく時間がないのがネックだったので、短時間でも効率よく進められる教材を探していて看護医療サクセスの要点解説講座を見つけました。16年以上の情報をもとに頻出問題が厳選されていて取り組む範囲が減らせたこと、解説が1問5分で終わるのも、時間がない私にぴったりでした。

解説は音声で分かりやすく、サクサク進められるのも良かったです。要点解説講座で学んだ解法は、志望校別問題集でとても役立って、9割の得点もできました。本試験も学んだ内容が役に立って、手ごたえがありました。

 

 

✅仕事と両立していて時間がない、最短1ヶ月で対策したい

勉強時間の目安を知ろう

時計とカレンダー

試験に合格するためには、自宅で勉強するよう習慣づける必要があります。最初は短い時間でも自分のノルマを決めて勉強することをお勧めします。無理のない範囲で続けて、余裕が出てきたらノルマを上げるようにしましょう。

目安は1日2~3時間

もちろん必要な勉強時間には個人差がありますから、何時間勉強したら合格するとは言えません。平日3時間~4時間、休日は5時間~6時間という方もいますが、平均2~3時間が多いように思います。

本気で合格を目指すのであれば、一般入試の試験時間を考えれば、最低でも3時間は集中できるように脳を鍛えておく必要があります。

ただ、大切なのは勉強の質と量です。計画に沿ってコツコツと勉強を継続することが最も大切です。

勉強時間を確保するための活用法

社会人の方にとって、仕事と看護学校の受験勉強の両立は、体力的にも精神的にも大変だと思います。休日はしっかりと体を休めたい、たまには外に出掛けて気分転換したいと思っても無理はありません。 でも、どんなに疲れていても一日の中で勉強時間を見つけることをしてください。机に向かえなくても、通勤電車の中で単語カードを見る、YouTubeなどで数学の勉強を聞くなど、スキマの時間を活用すれば毎日、勉強と触れ合うことができます。

教科ごとの時間配分はどうするか

数学は一番力を入れて勉強しないと太刀打ちできないでしょう。中学レベルの数学を復習した後に数学Ⅰ、数学Aレベルの問題を解けるようになる必要があります。

英語の勉強にもかなり時間がかかると思われます。医療英語に特化した単語の語彙力を上げることが必要です。そして文法・長文もこなせるレベルを目指しましょう。 国語は現代文のみの学校がほとんどで一番簡単な教科です。出題されやすい漢字を勉強しておくとよいと思います。

受験までに時間がない場合はどうする?

看護専門学校はたくさんあります。学校のレベルをしっかりリサーチしてから受験すれば準備期間が短くても合格できる可能性は十分にあります。自分の学力の程度に合わせて学校を選ぶようにすると合格率アップにつながります。

看護学校の偏差値は「看護系専門学校 偏差値 一覧」のサイトが参考になります。 偏差値や倍率などしっかり下調べして、いくつか目指せる学校があったら、単願にせずに併願で受験すれば合格率がさらにアップします。

残り数カ月でも諦めない

受験を決めたらまず看護学校を絞り、募集要項を確認して勉強すべき科目を把握しましょう。勉強は看護学校受験に特化した参考書を使うと効率的です。まずは、問題傾向が易しめの参考書が受験勉強の導入として使いやすいと思います。そして、自分が見やすい、扱いやすいと思うお気に入りの1冊を見つけて、ひたすら周回しましょう。

面接対策は、看護学校ならではの聞かれやすい質問が参考書にまとめられているので、うまく活用すると効率的です。

過去問を利用して集中的な対策

過去問題を解くことはとても大切な勉強です。合格するためには欠かせませんが、それは合否を見極めるためではなく、受験の出題傾向を見極めるためです。

志望校の過去問は、書店で販売されています。インターネットで検索すると入手できる場合があります。自分が受ける学校はどれくらいの問題数がある、文章問題はあるかなど、出題傾向を把握することで勉強すべき部分が明確に見えてきます。数年分の過去問を確認することをおすすめします。

予備校の利用も検討

時間がない中で合格を目指す社会人の方は、予備校へ通うことを検討してみてはどうでしょうか。社会人の方が通っているのも珍しくないようです。自宅から通えるところにあったら、選択肢のひとつにするのも良いかもしれません。 予備校では基礎的な内容の講義から始まって、受験間近は実践的な問題をこなしていく段階に進みます。また、学習面だけでなく、入試や学校に関する情報収集、面接対策や願書添削なども対応してくれます。

自分の実力と生活に合った勉強を

受験まで時間があっても、残りわずかな時でも、勉強が嫌になることがあります。本当に嫌になったときは、その日は勉強をやめてリフレッシュすることも大切です。自分のご褒美を定期的に用意するなどモチベーションを維持するための工夫をして、コツコツ努力を続ければ実力は必ずついてきます。

当ブログで取り扱っている、志望校に合格することに特化した問題集のリンクを以下に貼っています。継続して絶対押さえるべき問題を対策していける形になっていますので、ぜひご活用いただき、合格を掴んでください。


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